道路清掃の実際
「世界一美しい道路」をめざして! 道路清掃のしくみを紹介!
人びとが安心して暮らしていける環境を守る、道路清掃の実際をご紹介致します。
街が眠っている間に働く、縁の下の力持ちチーム!!
もっとも基本的な道路清掃は、車4台のチームで稼働します。時間は夜10時から翌朝6時まで。低速で移動していきますので、交通量の少ない夜間が作業時間となります。
通常は定期的なローテーションで清掃をしていますが、落葉の季節は、稼働回数を増やしてこまめに清掃をします。雪や落葉等は交通事故を引き起こす可能性があるからです。
道路をきれいにする車たち
道路清掃は、4台の車がチームとなって行われます。先行車、続いて散水車、ロードスイーパー、そして最後がダンプカーという構成です。
4台の車には、それぞれ大切な役割が託されていますが、中でも主役級の働きをするのがロードスイーパー。
ここでは、4台の車の紹介とともに、ロードスイーパーの特徴を公開します!

先行車
一番最初に出発して、歩道のゴミを掃き出したり、ロードスイーパーでは回収できないゴミを回収します。

散水車
清掃作業中に、ほこりが舞わないように車道の端に水を撒いておく車です。

スイーパー(ペリカン)
ブラシを回転させて、車道のゴミを集めて、車の中のタンクに入れます。

ダンプカー
ロードスイーパーのタンクがいっぱいになったら、ダンプカー(ゴミ運搬車)に積み替えます。
路面清掃の主役ロードスイーパー


メインブラシ
集まったゴミをメインブラシでコンベアに入れます。

サイドブラシ
路面や街渠を清掃します。

運転席
左右のどちら側に座っても運転できるように、ハンドルが2つあります。


ホッパー
集まったゴミを一時的に溜めておく場所です。(写真/上)
ホッパーを上げ、集めたゴミをダンプに移し替えます。(写真/下)
歩道は人の手で清掃しています。
車道の清掃も、機械ではきれいにしきれない部分は人の手で清掃します。その他、歩道とかに植えられている植物の手入れとか、バス停に灰皿を置いて吸い殻を片付けるとか、目立たないような小さなことにきちんと目を配るのが街をきれいに守る秘訣です。
他にも、こんな場所も清掃しています。

横断歩道橋清掃

散水

落葉清掃

灌水
集められたゴミは、どうするの?
道路清掃で集められたゴミは、東京湾、中央防波堤埋立処分場に運ばれます。そこで不燃物・可燃物等に分別されて、それぞれに適した処理をされることになります。
ゴミをきちんと分別して処分するのは、環境保護の大切なポイント。落葉や土砂にまじったビンや缶類を分別する作業は、機械と人力との両方で行われます。