技術研修会

運転技術講習会/技術研修会

運転技術の巧拙が道路清掃の成果や交通安全に大きく影響を与えるため、協会独自の講習会を実施し、道路清掃の技術の研鑽を図っています。

「運転技術講習会」を開催 ~コロナ禍、感染予防対策の実践~

2020年9月7日(月)、協会員並びに公募会社の現場代理人など各社を代表する受講生26人を対象に「運転技術講習会」を開催した。例年、7月末に「親子試乗体験ツアー」と同時開催していた本講習会であるが、今年は、新型コロナウイルス感染の余波を受け、単独開催の運びになった。開催時期は、新型コロナウイルスの収束を期し9月初旬としたが、感染は一向に収まらず開催の可否を日を追いながら判断を重ね、ぎりぎりまで決断を先延ばしするなど慎重な構えで臨んだ。ところが、開催への隘路はコロナだけでなかった。超大型の台風10号襲来の可能性も生起し最後の最後まで開催が危ぶまれたが、幸いにも無事この日の開会を迎えることができた。

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開会冒頭、亀田副会長が挨拶に立ち、11回目の運転技術講習会が無事迎えられたことに関し、東京都建設局道路管理部保全課長、並びに会場を貸与していただいた王子自動車学校長に対し感謝の意を表した。また、今回の開会について触れ「道路清掃業務における安全運転・励行のための現場管理、良好な路面仕上げに資する品質管理など、不断の技術向上が不可欠であることに加え、ウイズ・コロナの時代において、如何にして安全な作業を行うことが出来るかなどについて考える場が必須であり実行することにした」と熱い思いを語った。つづいて当協会と東京都とで締結した『災害時等における情報収集業務等に関する協力協定』に基づく実践訓練の実施に関し「これまで培ってきた清掃技術のより一層の習熟に加え、新たに道路の異常等発見時の情報連絡や、大規模災害時における道路の点検確認など道路の“見守り隊”としての使命も加え、幅広い任務を果たしていきたい」などと力強い決意を述べた。

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講習会の最初は、建設局道路管理部保全課長の今宮正純様から「東京都における道路の維持管理と災害対策」と題する講義を受講した。講義の項目は、都道における維持管理、台風19号被災箇所の状況、東京都地域防災計画の概要、災害時における道路の応急対策、緊急輸送道路・緊急交通路の概要などの解説に加え、過去の作業事故事例などを引用し清掃事業実施に当たる心得、並びにコロナ感染症予防対策に伴う熱中症対策の留意事項など幅広い内容であった。講話の終了に際し渡邊事業部会長から今宮保全課長に対する謝辞があり東京都からの講義を終えた。

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換気休憩の後、2番目の講習として技術部会委員から、①本年7月実施「路面清掃委託にける路上廃棄マスクの実態調査」結果、②本年3月実施「新型コロナウイルス感染下における路面清掃委託における新たな取組」に関する調査結果、③本年8月実施「②同様、新たな取組」に関する調査結果、④新型コロナウイルスの一般的な予防対策の4項目について報告と解説が行われた。技術部会講習の最後は、新型コロナウイルス感染症予防対策として、各自が使用した机やイスなどの消毒実践実習を行って講習会を閉じた。
なお本年の講習会では、「感染予防対策の実践」をテーマに掲げていることもあり、時間短縮のため閉会式は取り止め、受講生に対する修了証書交付は別途送付とした。また、今回実践した感染予防対策は、以下のとおりで考えられる予防対策の全てを実施のうえ開催に臨んだ。

実施した感染予防対策
出席者人数制限によるソーシャルディスタンスの確保、出席者の氏名・連絡先の保管、健康チェックリストの確認、検温の実施、アルコール消毒薬の設置、会場入り口における足元除菌、立入りエリアの制限、ゴミなど持込物の完全回収、ポスター展示、飛沫防止パーテーションの設置、フェースシールド・マスクの着用、マイクの転用禁止、室内の換気など

CCI東京、優秀技能者及び女性活躍大賞 ~栄誉ある2部門での受賞~~

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2020年12月3日(木)、都議会議事堂1F 都民ホールにおいて、「東京都魅力ある建設事業推進協議会」(CCI東京)が主催する「第28回建設ステーション技能者の顕彰」及び「第1回若手技術者・女性技術者活躍大賞」の表彰式が開催されました。当協会員からは、株式会社日本ストラーダの高谷 英智(たかや ひでとし)さんが「優秀技能者」として、また今回新設された「第1回若手技術者・女性技術者活躍部門」において、日本ロード・メンテナンス株式会社の佐藤 久美子(さとう くみこ)さんの両名が表彰されました。

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今回の「優秀技能者」受賞により、当協会員が11年連続という快挙となり、2部門での受賞は当協会の大きな喜びとなりました。受賞した高谷さん、佐藤さんのお二人は、長年にわたり三輪スイパーの運転技能者として卓越した技能と専門知識に磨きをかけ、地道に現場の指揮や後輩の育成にあたってきた弛まぬ努力が実を結んだものと思います。受賞したお二人をはじめ、ご家族、会社関係者の皆さまに心より祝福申し上げます。


「運転技術講習会」を開催

2019年7月29日(月)、協会員並びに公募の現場代理人、運転作業員など受講生54人を対象に「運転技術講習会」を開催いたしました。
橋本会長は「運転技術講習会が記念すべき10回目を迎えられたことに関し、東京都建設局関係者各位、並びに会場貸与に協力の王子自動車学校長に対し感謝の意を表した。つづいて当協会と東京都とで締結した『災害時等における情報収集業務等に関する協力協定』に基づく実践訓練の実施に当たり、これまで培ってきた安全配慮や運転技術の向上に加え、新たに道路の異常等発見時の情報連絡や、大規模災害時における道路の点検確認など道路の“見守り隊”として幅広い任務を遂行していきたい」とあいさついたしました。

東京都建築局との協定フロー
東京都建築局との協定フロー

午前中行われた「運転技術講習会」では、建設局道路管理部保全課長の今宮正純様の「東京都における道路の維持管理と災害対策」と題する講義で、都道における維持管理、東京都地域防災計画、災害時における道路の応急対策などの解説に加え、過去の作業事故事例などを引用し清掃事業実施に当たり心得るべき留意事項といった内容を受講いたしました。髙橋技術部会長から今宮保全課長に対する謝辞があり東京都からの講義を終了いたしました。
その後、技術部会委員から本年4月から散水に用いられている下水再生水についての説明及び使用上の留意点などの解説が行われました。
午後からは「危険予測と回避方法を考える」というテーマで①中央分離帯側の清掃に向かうための車線移動方法、②片側車線の清掃終了後に反対側車線に向かうための交差点内の転回方法、③自転車優先レーンのある道路における自転車走行者への対処方法の3事例に関して、問題点等抽出や対応方法などについて6班のグループ討議を行い各班ともに真剣に意見が交わされ会場が活気にあふれました。討議後の主な対応策のなかには「事故回避に向け作業ミーティング時に具体的な危険箇所を共有」「清掃作業チームとしての連携強化」「自転車を発見したら先ず作業を中断」など基本的かつ実践的な意見の発表をしました。最後に閉会式が行われ講習を終了した受講生に対し、橋本会長から修了証書が授与されました。


本番に備えて「災害時等における情報収集」訓練実施

2020年9月7日(月)王子自動車学校において、7回目となる「災害時等における情報収集」の実践訓練を実施した。この訓練は、当協会と東京都との間で、「災害時等における情報収集業務等に関する協力協定」(平成25年3月)締結(骨子は建設局との協定フロー参照)を踏まえ、協会員一同がこの協定の実効性を高めることを目的に毎年、継続実施している。しかし今年はコロナ禍でもあり、自粛すべきかどうか慎重に検討を重ねるなかで、こうした実践的シミュレーションを定常的に行うことが協会員への周知徹底、災害時に円滑な情報収集業務が行える即戦力を蓄えるなどのため、欠かすことはできないとの判断から実施に踏み切った。訓練は、作業中に震度6弱の大地震が発生したという想定のもと、コース内に模擬障害物を配置などにより訓練を行った。主な訓練手順は以下のとおり。

主な訓練手順
  1. 大地震発生(震度6弱)
  2. 車両の路肩への停車
  3. 作業員の安否確認と震度6弱の確認
  4. パトロール班と車両保安班の編成
  5. 作業員安否及びパトロール班編成完了の報告
      ・災害対策本部への連絡
      ・路線契約会社への連絡
  6. パトロール班出動
  7. 災害箇所 ①(車両横転箇所)②(電柱倒壊箇所)の発見
  8. 災害箇所の保安措置
  9. 災害箇所の記録作成
  10. 災害箇所の状況報告
  11. 災害対策本部へのパトロール終了及び報告書の提出
  12. 車両基地への帰還
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当日は、超大型の台風10号の影響を受け、朝から激しい降雨に見舞われたが、訓練直前に雨はあがり、川合理事の「訓練始め」の号令によりスタートした。この日の訓練に協力してくれた日本ロード・メンテナンス㈱の班長・井上さんは、訓練の中で、一つ一つの行動の前に部隊に向かって、大きな声を発生し行動の徹底を行っていた。これは、災害発生時など、日常の任務と異なる作業の場合、大きな声で行動を指示・徹底することは、作業を効率的、かつ安全に行うために大変重要ことであり、訓練の大きな成果を見ることができた。今後、各社でも参考にしていただきたい。
訓練の最後に、川合理事から講評があり「訓練が年々進化している。このような訓練を毎年繰り返すことで、いざという時に迷わず行動できるようになる」また協定締結に至った経緯に触れ「都内の路面清掃作業は、夜間、都内を面的に実施することから、単に路面清掃のみならず、道路の陥没など、異常の発見時など東京都に一刻も早く報告できるパートナー、すなわち道路の「見守り隊」としての機能を併せ持っている。こうした中、夜間等において災害等が発生した場合、現地の状況を速やか、かつ機動的に調査活動できる組織として、私たち路面清掃部隊に白羽の矢が立てられこの協定の成立に至った。この協定が「絵に描いた餅」にならぬよう、年に一度、こうした実践的な訓練行う中で、実施上の留意点などを含め会員への周知徹底により、協定任務の円滑な推進を図っていく必要がある」などとコメントがあり訓練は終了した。