第86回定時総会、急きょ書面表決に変更開催
第86回定時総会は、通常開催の運びで準備を進めていたが、国の緊急事態宣言が延長され、急きょ書面表決に切り替え挙行された。
この書面表決による代替方法は、理事会承認の議案をもとに「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)第58条及び第59条」の規定を適用し実施するもので、昨年に続いて2度目となる。具体的には、会員あてに本総会の目的である事項について提案のうえ、提案内容に同意の場合は同封書面に記名・押印のうえ返送を受ける。
会員の全員が提案内容に同意の場合、総会の決議があったものとみなされ定時総会は成立する。
今回の提案事項は、会長の2021年度所信表明、1号議案として【2020年度事業報告及び2020年度決算報告(案)、2020年度監査報告】、2号議案【役員の選任(案)】、報告事項として【2021年度事業計画及び予算概要】などで、5月25日(火)までに全員の同意が得られ、第86回定時総会は終結した。
なお、橋本会長からの所信骨子は『国の新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言延長の決定を受け、苦渋の決断ではあるが本総会の通常開催を取り止め、書面表決になったこと。
また、協会諸行事が変更を余儀なくされる現状への理解と協力に続き、新型コロナウイルスの猛威下における日々の路面清掃作業に触れ「街や道路をこれまでと同様、清潔を保つことにより、通行の安全性確保だけでなく、衛生面の維持向上に大きな貢献を果たしている」このことは、コロナ禍における道路清掃に課せられた重要な使命であるとの強い認識が示されている。
さらに、新型ペリカンについては、一昨年、念願であったフロント・ダンプ式三輪スイーパー「ペリカン」の国内仕様第1号車が完成し販売を開始したところ、各社で相次ぐ注文の動きがあり、新型車両導入の順調な滑り出しに対して長年の課題の一つが解決しつつある』などという趣旨が記載されている。