技術研修会

運転技術講習会/技術研修会

運転技術の巧拙が道路清掃の成果や交通安全に大きく影響を与えるため、協会独自の講習会を実施し、道路清掃の技術の研鑽を図っています。


「運転技術講習会」を開催

2025年8月4日(月)、協会員の運転作業員など各社を代表する受講生47人を対象に「運転技術講習会」を開催した

開会冒頭、橋本会長の挨拶があり最初に、16回目の運転技術講習会が無事迎えられたことに関し、「会場を貸与していただいた王子自動車学校長並びに講習会に携わった関係者に対し感謝の意」を表した。
次に災害訓練について、『実践的なシミュレーションを通して災害時に円滑な情報収集と迅速な伝達業務が行える即戦力を蓄えること及び「道路の異常等の発見や大規模災害時等における道路点検」といった道路の「見守り隊」の任務も担うこと。そして災害時に協会員の力を合わせて円滑に迅速に対応することが重要な責務である』と決意を述べた。

<運転技術講習会2025/p>

当日は、訓練の後に、東京都建設局の講義、東京都職員のロードスイーパー試乗、王子消防署による救命講習を行った。

~東京都建設局講義~

午前中は、建設局増田保全課長から、「路面清掃における安全運転の必要性と最近の話題」と題する講義をしていただいた。安全運転の観点から事故事例とその改善策の紹介、法令遵守の徹底を詳しく説明された。特に酒気帯び運転事故の注意喚起や夜間の路上寝込み者に対する第三者事故といった重大事故やその他接触事故など多くの事例を紹介した。受講生に、運転前の点検と一層の注意力をもって運転することを呼びかけた。最近の話題は、富士山噴火に伴う降灰除去協定を当協会と東京都の間で3月に締結し、今後の降灰時対応での協力体制が確保された旨を説明された。
終了に際し、橋本会長から増田保全課長に対する謝辞があり講義を終えた。

  • 運転技術講習会2025
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~都職員のロードスイーパー(ペリカン)試乗~

午前の講義と併行して、東京都建設局職員(保全課、建設事務所)13名に道路清掃の一連の流れやロード―スイーパーの運転性能を知っていただくため、ロード―スイーパーに試乗していただいた。渡邊副会長の挨拶後、道路清掃のDVD視聴、清掃デモンストレーションの見学、そして体験試乗を行った。三輪ロード―スイーパーの小回りの良さ、運転操作方法、運転席からの視界など三輪ロードスイーパーの有効性を体感してもらった。

~王子消防署・東京防災救急協会による普通救命講習~

午後からは、王子消防署と(公財)東京防災救急協会の専門講師を迎え、「AEDによる普通救命講習」を実施した。最初に救命救急の基礎知識、心構えを聴講。その後、講習生を3班に分け、訓練用人形17体を用い「心肺蘇生法」の実践的な実習を行った。7年ぶりの救命講習であり改めて心肺蘇生、AEDの使用方法などを習得する機会となった。作業中に心臓疾患などで体調を崩した作業員がいた場合、講習で学んだことを実践していくことを受講生は再認識できた。
なお、本講習により、一定のレベルに達した受講生に対し、東京消防庁消防総監の技能認定証(3年間有効)が交付された。

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